statement


なにごとの おはしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる

 

西行の詩として知られるこの詩は日本人の自然観、宗教観を表す代表的な詩とされています。

東洋では万物に神が住まうとされ、気配や存在とされる概念を東洋の美術ではアニミズム思想の元に花鳥風月や山水等に託して表現してきました。故に私は岩絵具等の顔料や膠、和紙や絹本などの絵画材料それ自体もその例外ではないと考え、気配や存在とされる目には見えない存在として描かれてきたものの概念を、この世界より生まれし物質である絵画素材が持つ組成や特性に託しながら山水画を再構築し、表象化することを試みています